大好き
君は、君でいい
そのままの君でいい
元気でいてくれたなら
もう、それだけでいい
難しいことはいらないよ
僕たちはそんなこと
なにも期待してないのに
もしかすると
君は一生懸命がんばっていたの?
大好き
大好き
それだけを君に伝えたい
他には何もいらない
別にテストで100点を取って欲しくって
君を産んだわけじゃない
別におりこうさんでいて欲しいために
君を産んだわけじゃない
もっと、こう
楽しい時間を一緒に過ごしたくって
かけがえのない、仲間が欲しくって
いいかい
君は僕等にとって
もう、かけがえのない存在なんだ
産まれて1週間は
何度も君の写真を見た
信じられないような
でも、現実が目の前に
君は、お父さんの子
君は、お母さんの子
そして
君はお兄ちゃんの妹
僕等、家族なんだから
君たちの産まれた夏がまた来る
今年の夏は
うまく波に乗ってみよう
大丈夫
今から助走充分だ
きっと上手に跳べるさ
君の、心の鍵は見つかったかい?
最近、10年後の私はそうなってるかな、と君
そうだね
その時は19才、だよ
お父さんも楽しみだ
だって、そうじゃない
君が、学校の先生でいるはず、なんていうから
なんていっていいか、わからなくなるよ
なんでもいいさ
コトバが見つからないんだろ
ゆっくり探せばいい
お父さんとお母さんは
ずっと君に付き合うよ
君が1人で歩けるようになるまで
だから、安心して迷ってごらん
大好き
このことだけは
誤解しないでね
大好き
本当だよ
なぜって?
だって、僕等は
君のお父さん、お母さんだから
君が、この詩を
いつか目に留めてくれることを願いながら…